Office 365 Access バージョン 2201 (ビルド 14827.20158)アップデートで不具合 – 2022/02/04
Office 365 Access バージョン 2201 (ビルド 14827.20158)アップデートで不具合 – 2022/02/04現在
Access で以下のような、エラーが出るようになりました。
また、Access を終了しても、常駐プロセスが残ります。
常駐プロセスが残っていると、Shift キーを押しながらの編集モードで起動出来ない場合や、開くデータベースファイルがすでに使われているなどのエラーメッセージが表示される場合もあります。
これは、2022/01/26に配布開始された バージョン 2201 が原因です。
お使いの Access で、このバージョンの場合以下のような簡単なプログラムで再現できます。
Private Sub コマンド_Click() Dim db As database Dim rst As Recordset Set db = CurrentDb For i = 0 To 10000 Set rst = db.openrecordset("sheet1") rst.movefirst rst.Close Next MsgBox "end" End Sub
実行後、Access の挙動がおかしくなります。
この場合は、close 処理が上手く出来てないようです。
現時点での対応は、 前のバージョン2112 にロールバックする方法しかありません。
手順は、Microsoft のページに書いています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/%E4%BB%A5%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AB%E6%88%BB%E3%81%99office-2bd5c457-a917-d57e-35a1-f709e3dda841
最初に、ロールバックプログラムをダウンロードします。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49117
プログラムをダウンロード後、実行して作成したフォルダを開きます。
このフォルダの中に、メモ帳で下記の config.xml を作ります。
今回は、バージョン 2112 ビルド 14729.20260 に戻すので、以下のように TargetVersion を書きます。
<Configuration> <Updates Enabled="TRUE" TargetVersion="16.0.14729.20260" /> </Configuration>
保存後、このフォルダをターミナルを使って管理者権限で開きます。
そして、以下のコマンドを実行します。
setup.exe /configure config.xml
setupプログラム実行後に、Access を実行します。
ファイル、アカウントから、 office 更新プログラム 、 今すぐ更新をクリックします。
office の更新が始まるので、指示に従い終了するまで しばらく待ちます。
Accessを起動して、ファイル、アカウントから、 Access のバージョン情報を見ると、バージョン 2112(ビルド 14729.20260)になっていれば、OKです。
念のため、今回の不具合修正アップデートが出るまでは、Office の自動更新を停止しておくと、安心です。
以上です。お疲れ様でした。